感染したと思われる日は7/8(金)。
3年ぶりに会う友人4人と居酒屋で飲んだ時だ。
友人のひとりも7/11から発熱して陽性だったから。
土曜日は一日中、山の中で自転車乗って、どこにも寄ってない。
日曜日は長女とホームセンターへ買い物に行ったけど、会計した時しか他人に接触してないし。
7/11(月)
朝起きたら喉の痛みとダルさがあるため、無料のPCR検査を受けに行った。
その日の23時ごろ、陰性の通知があった。
寝る頃には38.6℃まで上がっていた。
7/12
朝起きたら38.0℃の熱があった。前日にロキソニンを飲んでいたにもかかわらず、熱が下がっていない。
コロナじゃないにしろ、喉も痛いし気管支も炎症を起こしているから、病院に電話して予約を入れた。
発熱している人は、病院でもPCR検査を受ける必要があるのだ。
検査の後、薬が処方された。コロナの可能性がある人は、ロキソニンはNGらしい。
カロナールと喉の痛み用にトランサミン、去痰剤のムコダインが処方された。
晩酌時、ちょうど一合飲み終えた頃に看護師から電話があった。
「陽性です。保健所に登録してガイドラインが送られてきます。ホテルか自宅隔離か選んでください。」と。
ホテルは空いているかわからないし、自宅療養しますと伝えた。
病院のPCRは、検査を行う1時間前までに飲食をやめて、歯磨きもNGだった。
陰性となった無料PCRは何もなく、行う直前に水をがぶ飲みして行ってしまったくらいだ。
唾液で検査するので、薄まらないようにしないといけないのだろう。
発症から10日間が隔離期間。21日までだ。
強制禁酒か。こんなに長く酒を抜いたことがない。
寝る前に体温を測ると38.6。
7/13
自宅で完全隔離生活。解熱剤を飲んでも37℃台までしか下がらない。
喉は痛い。また動悸が頻繁に起こる。食欲はあるし、味覚もおかしくないのが救い。
NETFLIXでマニフェストを見始めた。
7/14
起床時の体温は36.8℃。まだ喉の痛みとダルさは残る。
試験期間中の次女に移すわけにいかないから、隔離部屋に篭っているんだけど、21日まで続くとなると、家族にとってもかなりのストレスだ。
自宅の方が食事面でも快適ではあるが、お互いかなり気を使うので、ホテル療養に切り替えるべきと判断した。
9時から保健所のホテル申し込み番号に電話するも全然つながらない。
150回くらいかけたところで、ようやく「このままお待ちください。」になった。
そこから10分くらい待ったところでオペレーターと会話。
「医療機関に確認して再度ご連絡いたします。」でこの会話は終了。
午後になって電話があり、ホテルに入れる資格があるか、質問あれこれ5分くらい。
「現在感染者が急増しているため、最短で明後日になります。」
入れてもらえそうな雰囲気だけど、確定の連絡は明日になると。
いますぐでも行きたかったがしょうがない。
ちょうどユニクロのネットオーダーで頼んでいる下着類も明日届くし。
午後から体温が上がり37.3℃。解熱剤は飲まず。
夕方にドクターから経過観察の電話があり、状態を伝えると
「今回は熱や喉の痛みなどが長引く人が多いみたいです。」
BA5型なのかな?
7/15
起床時の体温は36.6。
平熱が低いので、これでもダルさは残る。喉も相変わらず痛い。
寝る前に解熱剤飲んだのになかなか良くならないな。
朝ドクターから電話があり「追加で処方します。」と。
妻に近所の薬局まで薬を取りに行ってもらう。
午後になり療養先のホテルが決まった。
アパホテル国会議事堂前
綺麗そうでよかった。
夕方になり37.1℃まで上がる。今日から下痢になる。
夕方になり37.1℃まで上がる。今日から下痢になる。
喉の痛みはだいぶ和らいできた。
7/16
起床時の体温は36.9℃ 解熱剤を飲んでいないからか昨日よりやや高い。
喉の痛いが和らいだおかげで、だいぶ楽には感じる。
10時25分に迎えの車が来ることになった。コロナ患者の乗合タクシーだ。
乗合タクシーはコロナ感染者用に改造されており、運転席とはもちろん完全隔離。
二人の乗せられるようになっていて、間には空気ダクトがあり、換気しているようだった。
ホテルに着くまでは無言で。。。
エントランスに到着するもタクシーの中でしばらく待たされる。
完全防備のスタッフに導かれてホテル内へ。
パルスオキシメーターとカードキーがついた名前入りの封筒を受け取り部屋へ。
部屋から正面に見えるのはキャピトル東急ホテルの壁。ただし、斜めを見ると日枝神社方面に視界が広がる。ちょうどベットに座った時に見えるので閉鎖的にならずに済みそうだ。
着いてすぐに昼食時間。
ネットの情報で配給開始時間は渋滞するので40分くらい後が良いと書いてあった。
そのくらいの時間に行ってみたらガラガラ。
弁当の他に、インスタント味噌汁、お茶、水、コーヒーや紅茶のスティック、キットカット(残り少ない)、カップ焼きそばが置いてあった。
お弁当はアジフライ弁当。自分ではまず選ばないものなので新鮮だ。米粒ひとつ残さず完食。
食後は配給時にゲットしたキットカットと妻が持たせてくれたティーパックで映画タイム。美味しい紅茶は気分が上がる。館内無料映画配信で007の最新作を鑑賞。
夕方になって少しダルくなって37.0℃ほど。喉の痛みは和らいだ。下痢も無くなった。
夕食もお弁当。昼食同様40分後に出かけたが、今回はかなりの渋滞。
既に弁当以外いろいろ無くなっていた。。
食欲だけはあって全て完食。
7/17
起床時の体温は36.7℃。喉の痛くない。
朝食は配給時間のアナウンスが鳴り次第飛び出してエレベーターへ。
ギリギリ渋滞前にお弁当をゲット。朝からガッツリ弁当を完食。
昼前に再び37.2℃まで上がった。なんでだろうか?
37.5℃以上になったら看護師に連絡しなければいけない。
入所期間が長引いたり、入院になったりするのは嫌なので熱は上がってほしくない。
夕食を取りに外に出たら、エレベーターから渋滞。
配給開始から40分以上経っているのに。ロビーも人で溢れかえっていた。
みんなキープディスタンスで並んでいるのにはウケた。全員コロナ感染してるのにね。
エレベーターも定員の半分くらいしか乗らないから、なかなか渋滞が捌けない。不思議ね。
明日からは開始時間のアナウンスと同時にロケットスタートで取りに行こう。
7/18
起床時の体温は36.7℃。もうダルさもないし、喉も痛くない。
朝食は館内放送が流れるタイミングで足速にエレベーターへ。
9階から各階停車で7階で定員オーバー。スムースにゲットできた。
初めてのパン食。味はともかく朝はこのくらいで良い。
昼食の弁当は初めて揚げ物が入っていなかった。
夕食もスタートダッシュでエレベーターホールに向かうも、既に数名エレベーターの前にいた。
フラインングしていたのだろう。15Fから順に降りてくるエレベーターには前に並んでいる人も乗る余地がない。
夕食の時間は諦めて終了ギリギリに行くことにした。お腹減っているわけでないしね。
ハンバーグは神!
7/19
起床時の体温は36.8℃ なんだろ、また少しダルい。
家族はみんな陰性だった。ひと安心。
朝食も館内放送と共にスタートダッシュ。
先頭で朝食をゲットできた。。
朝のうちに夜までに無くなってしまうゴミ捨て用の袋などの備品を調達しておく。
巻き寿司だった。悪くない。
昼食はトンカツ弁当。腹ペコだったのでペロリと。
16時の検温は36.8℃。ずっと部屋にいるからダルいのか、コロナの影響なのかわからない。
マニフェストを全部み終えてしまった。次何を見ようかな。
夜は配給時間を過ぎてから弁当を取りに行った。
それでもまだロビーでは列ができていた。ピーク時に比べればスムースなので明日も同時刻に出よう。
それでもまだロビーでは列ができていた。ピーク時に比べればスムースなので明日も同時刻に出よう。
昼に続き揚げ物弁当。ただ、唐揚げを甘辛く煮ていて味付けは好みだった。ありがたく完食。
7/20
起床時の体温は36.8℃ ダルいのは冷房のせいかな。
朝食も終了ギリギリに取りに行く。サンドウィッチとおにぎり。
終了間際でサンドウィッチがたくさん余っていたので、おにぎりを取らず、サンドウィッチふたつ。
昼食はコロッケ。揚げ物のレパートリーはひと通り食べたかな。
なんか明るく笑えるドラマが観たいなぁと、評判になっているイカゲームをみ始める。
前知識が全くなく、勝手にコメディーと決めつけて観たら大間違い。
けど、面白くてハマってしまった。
夕方に明日の退所時の案内があった
退所前72時間で体温が37.5℃以下であれば出ることができる。
検温は7時と16時の2回だ。全てクリア。
この夕食が最後の食事。明日の朝食はパスするつもり。
7/21
起床時の体温は36.7℃
朝のストレッチとヨガを済ませ、配給で取っておいた野菜ジュースとリンゴジュースを飲む。
片付けをしてコーヒーを飲みながら退所連絡を待つのみ。
10時半ごろ、事務局から電話があり退所許可が下りた。
ロビーでカードキー、パルスオキシメーター、ボールペンを返して退所のしおりをもらう。
5泊6日、お世話になったアパホテルに別れを告げ地下鉄に乗り込む。
中が見えないようガラスドアも黒いシートで覆われている |
今回の療養で自分に課したのは、あえて差し入れをしてもらわず、ホテルで出されるものを有難く頂くということ。
普段食べるものに関して、好き嫌いはないものの、食材にはこだわり、人工的なものや加工品は極力食べないなど、かなり選り好みしているのは自覚している。それは悪いことではないと思っているし、今後も変わらないだろう。ただ、なにひとつ不自由なく好きなものを食べている日常が当たり前になっているのも気になっていた。
はたしてボクは、半ば強制的に自由がない状況で、ちゃんと順応できるのだろうかと。
そんな自己満足な縛りを設けて、以下のタイムテーブルで館内放送がかかる規則正しい生活で5泊6日を過ごした。
7時 検温 パルスオキシメーター ネットで申告
8時〜9時 朝食配給
12時〜13時 昼食配給
16時 検温 パルスオキシメーター ネットで申告
18時〜19時 夕食配給
当たり前だけど配給時間以外は部屋から出られない。
ボクの場合は10日間フルではなく、5日間だったので持ち込むものも少ない方だったと思う。
だいたいのものは備え付けられているし、何も持っていかなくても困らないだろう。
常備薬くらいかな。お菓子なども持っていったけど、ほとんど手をつけなかった。
あるもので満たされることを達成感としていたのだ。
まぁ、酒も飲めないし、ぶっちゃけ無理はしていたわけで。
ということで、退所後にまず最初に向かったのがお鮨屋さん。
コロナに感染してからの10日間、ネット通販も含め一銭もつかっていないんだから贅沢しても良いだろと。
平日の昼からカウンターで生ビールなんて初めての経験だ。
ちゃんと左利きように置いてくれていた |
夕方から犬と散歩。
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