2023年11月27日月曜日

ようやく回復の兆しが

初マラソン後、3週間でやっとまともに走れるようになってきた。
まだジョギング以上のペースでは走れないが。
それに、左腰、ハムストリングス、右内転筋、中足骨骨頭炎、、痛いところを挙げれば、まだまだたくさんある。
ただ、ジョギングしていて足の動きが軽くなってきて、ようやく疲れが抜けてきた。
クイーンズ駅伝に参加していたパリ五輪内定者も、MGC(レガシーハーフ同日)の疲れをまだ引きずっているようで、本調子には程遠い感じだった。それを思えばボクが1-2週間で回復するわけがないな。

怪我の状態もむしろニューヨーク前よりも良くなってきている。
体のケアはマッサージだけでなく、試行錯誤しながら補強トレーニングも取り入れている。
怪我の原因として、体重をしっかりお尻に乗せることができておらず、腰が流れて力が逃げていることで、脚の外側に負担がかかっているのではないかと。
なので、お尻を中心に鍛えている。中足骨骨頭炎以外は良くなってきているかな。

祝日の木曜日は走るのに気持ち良い気候だった。
10km以上走れなかった腰も、ハーフの距離をこなしてもかろうじて大丈夫でひと安心。
代々木公園も午前中は静か。






2023年11月12日日曜日

レース1週間後に練習再開

 週末は八ヶ岳でのんびり走ろうと思っていたんだけど、疲れが抜けておらず全く走る気になれなかった。庭の落ち葉掻きで力尽きて昼寝。
こんな時は普段しないことを。夕方にビーナスラインまでドライブ。


紅葉はピークを過ぎていたが、澄んだ空気が心地よかった。

庭のもみじも大きくなって綺麗な葉を落とすようになった。


レース後全く運動していないのに、1週間経ってもコンディションが悪いまま。


東京に戻って軽くジョグするも、8kmで足が動かなくなって家まで1km歩いて帰った。

2023年11月8日水曜日

初マラソンレポート@ニューヨークシティーマラソン

 結果 3:16:08

4時に起床。4時半出発。
スタート地点へ向かうミッドタウンのバス乗り場までは徒歩10分ほど。


防寒用に着古した服(娘の)を着込んでいく。
そこからバスで1時間くらいかけてスタート地点へ。

スタートはボクもガリさんもウェーブ1で待機場所も同じ。
そこで3時間ほど待つ。
朝食や防寒グッズは全て透明のビニールに入れて持参しなければならない。


ホッカイロは持っていってよかった

前日にパックごはんをおにぎりにしておいた

ギリギリまで服を着て、スタート地点に移動する際ドネーションボックスに投げ込む。

待機場所でもらったダンキンドーナッツビーニー

犬まで一緒に走る!!サブ4狙いだとか

ボクのスタート位置はコーラルB。その前にコーラルAが2000人ほどいる。
本来ガリさんはひとつ前のコーラルAからスタートすることができた。
速い人が遅いコーラルに下がることは許されているので、ガリさんはボクに合わせて同じ位置からスタートしてくれた。

スタート前にフランクシナトラのニューヨークニューヨークがかかり気分が上がる。
自転車と違って直後の落車とかはないので緊張することなくリラックスしていた。

初マラソンであるし、練習でも最高30km程度しか走ったことがないから、それ以降は未知の世界。
サブスリーペースでどこまで行けるか、ただそれだけを考えていた。
同じくサブスリー狙いのガリさんについていけば間違いないはず。

スタート地点はヴェラザノナローズブリッジ。今回一番高低差のある場所。
号砲が鳴っていきなり上りだ。最初の橋がきついのは覚悟していた。
それに体が慣れてくれば一定モードに入れるだろうと。レガシーハーフも3kmくらいから楽になってきたから。

5km通過は予定通りのペースだとガリさんから。
この辺りまではよかったのだが、10km手前で既に脚が重くなってきた。
あれ??レガシーハーフより余裕あるペースなのにヤバくないか?と不安な気持ちがよぎる。

ブルックリンを北上して13km地点あたりのクリントンヒル、名前の通り坂道だ。
ここで辛くなってガリさんから少し遅れてしまった。
怪我もあってレガシーハーフ前から練習量をかなり抑えたので、調子も落としてしまったのかなぁと弱気の虫が。
だめだ、ここで離れては気持ちが萎えて完走さえ怪しくなってくる。
そこで手持ちのアスリチューンを補給したら、あら不思議。再び力が漲ってきて、ガリさんに追いついた。
この辺りは道幅が狭く両脇の応援が半端なくツールドフランスの山岳ステージ並みだった。

一旦落ち着きハーフまで頑張るぞと決めて坦々とこなしていく。
ハーフ地点は2本目のクイーンズ地区へ渡るプラスキー橋手前。無事通過できてサブスリーペースも維持していた。

橋を渡るとすぐに3本目のクイーンズボロ橋が見えてくる。マンハッタンに渡るこの橋は映画でもよく出てくる有名ポイントだ。
気分が上がる予定だったのに、あの橋はもう無理かも、、、。

そのクイーンズボロ橋にさしかかったあたりで、再びガリさんから遅れてしまう。
せめてこの橋通過するところまでと気合い一発、頂上手前でガリさんに追いつく。
ちょうどその辺り(25km地点)でサブスリーのペースメーカーが追いついてきた。
ガリさんに「追いかけるぜ!」と声をかけ、無茶なのは百も承知で喰らいつく。
経験豊富なガリさんは一定ペースを維持。

マンハッタンに入って北上する景色は何も覚えていないくらい必死だった。
脚が上がらなくなってきて、腰をフリフリして足をなんとか回す。
しかし、それも30km地点あたりで力尽きる。そのあとはゴールまで辛い道のり。。

ペースのグラフ。
30kmからの落ちっぷりが半端ない。ここからゴールまでは抜かれっぱなし。

上がボク、下がガリさん


ブロンクスへ渡る4本目のウィリスアヴェニュー橋で歩こうか葛藤した。
左足中足骨骨頭痛が酷くなってきて、足をつくのが辛すぎた。
もはや足の全ての筋肉が機能していなかった。

ブロンクスは3km程度しか走っていないのに、時間が非常に長く感られた。
最後5本目のマディソンアヴェニュー橋を渡ると再びマンハッタンに入る。
ゴールまであと8km。

あと40ブロック走ればセントラルパーク内をぬけてゴールだ。
というか、40ブロックもある。
道の両脇からものすごい歓声を受けている。
しかし疲労マックスの放心状態だったから視野が狭くなってどんな光景かあまり覚えていない。

セントラルパークが見えてきて、90thAve(メトロポリタン美術館あたり)でいよいよ公園内へ。
残り3kmちょい。ZWIFTでお馴染みのアップダウンがあるコースだ。
ラストワンマイルでガリさんが追いついてきた。
そこから最後の力を振り絞ってついていく。

ガリさんは明らかにボクにペースを合わせてくれていた。
もうタイム狙いじゃないから、一緒にゴールを目指してくれたのだ。
最後は2人で手を挙げてゴール。





想定より早い段階で辛さが始まったが、最後まで諦めず走り切れてホッとした。
嬉しいとか悔しいとか、そういう感情はなく、味わったことのない辛さから解放されて爽快な気持ちだった。

NYCマラソンは高低差が大きく、記録を狙いづらい大会らしい。
ボクの場合はそれ以前の問題があるが、今回の経験から課題もわかったし、まだまだ伸び代があると感じたから、東京マラソンではサブスリー目指して頑張ってみようと思う。

曇りのち晴れ  気温 12-14度くらい?

装備ウェア
半袖:HTZNPLTSジャージ(チャンピョンシステム)

ショーツ:Tracksmith ハーフタイツ

靴下:balega

シューズ:ナイキ アルファフライ2

ファイテンEXTREMEウォームジェル

補給食:アスリチューン白、赤、黒、モルテン(カフェイン入り)

朝食:ごま塩にぎりひとつ、バナナ、メイバランス

やはり右親指から出血していた。
けれども、左足の方が痛すぎて、全然気づかなかった。