母が水頭症 父は老人ホームへ

 今年に入ってから母が頻繁に転ぶようになった。

家の中で転んで肋骨にヒビが入ったり、外で転んで尾てい骨にヒビが入ったり、頭部を強打したり。

父の介護で疲れているのもあるんだろうけど、次転んだら脳外科に受診してもらおうと思っていた。

台湾から帰ってきた翌日、長女から電話があり「今外で転んで救急車に一緒に乗ってる。」と。

頭を強く打ったようだが、救急の医師がみた感じで急を要することはなさそうだ。

しかし、一度専門医に診てもらった方が良いので、以前にクモ膜下出血でお世話になった医師に紹介状を書いてもらった。

その医師は問診票を見ただけで「水頭症の可能性がかなり高いです。」と即答。

今週入院して、頭に溜まっている脳脊髄液を抜くテストを行い、水頭症と確定診断が下され、GWに手術となった。

母が退院してまず驚いたのが、背筋がピシッと以前の姿勢の良い母の立ち姿だ。

それと滑舌が良くなっていて、会話スピードも断然早くなっている。

今回はテストで水を抜いたため、数日で元に戻ってしまうようだが、手術をすると完全に良くなると言う。

ボクはてっきり介護疲れと老いからくるものとばかり思っていた。

水頭症は専門医がみないと見過ごされるケースがほとんどなんだと。

よく転ぶようになったり、歩く際の一歩目が出づらくなったり、スピードが遅くなったり、その他、物忘れや尿失禁など、あれ？と思ったら一度疑ってみるのが良いと思う。

そんなこともあり、父の在宅介護は限界を迎えていた。

ここ2週間くらいはデイサービスのお泊まり介護でお世話になりながら、その前から探していた老人ホームとの契約を済ませた。

そして、母が退院したのと同じ日に父が老人ホームに初めて入った。

今年はあまり八ヶ岳に行けていないが、ひと段落したこれから頻度を元に戻せそうだ。