2024年10月31日木曜日

日本酒家飲み再開

 今年の春頃、日本酒を飲んだ翌日のダメージが少し気になり始めて、家での晩酌はビールかワインに切り替えていた。ワイン熱が再燃したのもあって、日本酒は自然と遠のいていた。通年フレッシュなお酒が手に入るとはいえ、どうも暑い時期はあまり手が伸びないものだ。

しかし、気温が下がり始めて新酒の知らせが聞こえてくると、やはり我慢は難しい。久しぶりの日本酒選びに、まずは香りが華やかで軽めのものを3本。重めのしっかりとしたタイプも惹かれたけれど、今回は控えめに。


それ以外に、奥能登の白菊と風の森のコラボ2本セットも購入。どちらも好きな酒蔵。震災復興支援の気持ちも込めて手に取ったものだ。




2024年10月28日月曜日

金沢マラソン2024

ネットタイムは3:10:04


スタートまでの準備

朝6時に起床し、7時15分にホテルを出発。スタート地点までは徒歩5分の距離で、アクセスは抜群だった。ダイソーで購入したポンチョを羽織り、スタートの瞬間を待つ。気温が思いのほか高く、暑さによる体力消耗が心配だった。また中足骨の痛みに備えてロキソニンを事前に飲んでおいた。

今回の作戦は、体調不良でサブスリーを目指すペースで刻むと話していたガリさんについていくこと。彼と同じブロックからのスタートで、とにかく食らいつくと決めた。

前半 - 順調な滑り出し

スタート直後からガリさんとほぼ同じペースで進み、最初の数キロは想定通りのペースを刻んだ。5km通過時、ガリさんから「予定通り」と声がかかる。10km手前の上り区間でも、身体にはまだ余裕があり、むしろ楽に感じるほどだった。途中、ガリさんが「苦しくなってきました」と少し息が上がり始めていたため、ここで作戦を変更。ニューヨークマラソンの時よりも余裕を感じていたため、サブスリーペーサーに集中してついていくことにした。

ハーフ地点も1時間28分42秒で通過、サブスリーペースをキープ。この調子で、と自分に言い聞かせ、足の痛みを警戒して追加のロキソニンを投入する。

後半 - 足に重さがのしかかる

しかし、25kmあたりから足が重く感じ始めた。どこかが痛むわけではないのに、前方にいたサブスリーペーサーからじわじわと離れていくのがわかる。無理に追わず、後ろから追いついてくるペーサーを待ちながら耐える時間が続く。そして太陽の日差しと気温の高さのダメージを大きく感じた。

30km地点で最後のサブスリーペーサーに抜かれ、ついていく力もなくなってしまう。ここで一番の不安材料であった左足中足骨に痛みが走り、地獄の時間が始まった。踏むたびに痛みが広がり、足が持ち上がらない。次第に筋肉が攣り始め、残る距離が果てしなく感じられた。

最後の5km - ゴールまでの戦い

ラスト5kmはあまりにも長く感じ、水分補給のたびに立ち止まり、少しでも足の負担を和らげながら歩を進めた。周りには、同じくサブスリーを諦めたような、まるで屍のように足を引きずるランナーたちがいた。

ゴールまで残り500m地点でKonaさんの応援を受けるも、声を出す力さえ尽き果てていた。時計を見れば、3時間10分を切れるかどうかの瀬戸際。最後の力を振り絞り、ゴールラインを駆け抜けた。

振り返り - 一歩一歩の進化

こうしてゴールしてみると、1年前の初マラソンと似たような展開だったことに気づく。前回も25〜30kmでペースが崩れ、今回はニューヨークの橋の多さによる負担がなくとも、失速は避けられなかった。中足骨の痛みも同じ頃に出てしまい、1年かけていろいろと工夫してきたが、大きな改善には至らなかった。

とはいえ、フルマラソン2戦目の今回で自己ベストを6分更新した。1ヶ月後のつくばマラソンもエントリーしているが、今のところ足の状態から考えて出場するか微妙だ。来年1月終わりの勝田マラソンで記録更新を狙いたい。

後半はダダ下がり

ラスト500mはゾンビ状態(Konaさん撮影)


曇りのち晴れ  気温 25度くらい 体感はもっと高かった

装備ウェア
半袖:ノースリーブ(着古したノースフェイス)

ショーツ:ノースフェイス

靴下:RxL ラウンド

シューズ:アシックス メタスピードスカイパリ 27.5

補給食:アスリチューン白x3、黒x2  13km地点から5kmごとに補給、全て使い切る

朝食:塩にぎりひとつ、卵がゆ、メイバランス、白湯

レース後の負傷 左足 中足骨骨頭痛  右足 人差し指爪が変色

内転筋やハムの痛み、NYCで痛めた右足首などの痛みは全く出なかった。
これにはリハビリの効果を感じた。残るは中足骨骨頭痛のみ。

レース後のリラックスと金沢の夜

レースを終え、疲れ切った体をガリさんと労いながら回転寿司へ。冷えた生ジョッキを2杯味わい、ホテルへ戻ってひと休み。レース後の心地よい?疲労感の中でしばしリラックスできた。

夜はKonaさんとそのご友人たちと合流し、地元の評判のいいお店で楽しい宴会がスタート。久しぶりの日本酒もたっぷり味わい、どれも絶品の魚料理に舌鼓を打った。東京ではこのクオリティなら3倍の価格になるだろう、と思わず感動した。

2軒目は、昨年も訪れた、趣のある主計町のバーをリクエスト。静かで情緒ある雰囲気の中、金沢の夜を心から堪能。気のおけない仲間とともに過ごす充実した時間は、レースの疲れを忘れさせてくれる素晴らしい締めくくりとなった。





2024年10月23日水曜日

レガシーハーフDNS 内転筋の痛みは?

 内転筋とハムの痛みがひどく、ジャンプすらできない状態で、前日にレガシーハーフの出走を断念。走れないなら、と八ヶ岳へ行って畑仕事に切り替えた。朝の気温はなんと0℃まで下がり、すっかり秋の訪れを感じる。

天気が良かったのでビーナスラインを車で走り、矢島湿原まで足を伸ばす。冷え込んできたものの、畑の野菜はまだ元気で、キャベツなんて食べきれないくらい収穫できた。








夕方には鎌倉の友人宅で開かれるワイン会に招かれていたので、東京に戻りすぐに電車に飛び乗った。普段なかなか味わえないような貴重なワインを次々といただき、久しぶりに酔っぱらいすぎた。八ヶ岳と鎌倉、二拠点生活できたら最高だな。東京も捨てがたいけれど。

ただ、それどころじゃない。金沢マラソン前に内転筋を痛め、中足骨骨頭痛もまだ完全に治っていない。1週間も走れていないし、正直、今回のマラソンでパフォーマンスを期待するのは無理だろうな。

昨日はリハビリで内転筋の痛みの原因を色々な角度から見てもらったんだけど、先生が最後に言ったのが、「体、硬すぎてませんか?」だった。臀部とハムを入念にストレッチしたら、なんと痛みがほぼなくなった。リハビリの先生、ほんと神。

今日の朝、さっそく12km走ってみた。最初は少し痛みがあったけど、走っているうちに気にならなくなってきた。ただ、中足骨の痛みは激しくなった。今日はレース用じゃなく、カーボンソール入りのシューズを試してみたんだけど、結局痛くなるならレース用でも同じかもしれない。さて、金沢ではどうするかな。


2024年10月15日火曜日

痛みとの向き合いと白骨温泉での癒し

 三連休に母と姉家族を連れて白骨温泉に行く予定があり、その前に長距離を走っておきたかった。秋晴れの代々木公園で、気持ちよくランニングをスタート。順調だったものの、20キロを過ぎたあたりで再び中足骨の痛みが出てきた。ゆっくりペースでも痛むようなら、フルマラソンでは確実に問題になるだろう。

もう一つ気になったのが左内転筋の痛みだ。先日のビルドアップ走のあとから少し気になっていたが、今日は明らかに悪化している。これが厄介だ。すぐにスポーツマッサージの予約を入れて、午後に施術を受けた。マッサージ師によると、痛みは中足骨の不調から来ている可能性が高いらしい。親指が浮いてしまっているのが原因の一つとのこと。これを改善すべく、しっかり施術してもらった。

旅行中は走らないつもりだったので、温泉でゆっくり体を休めることにした。白骨温泉は乗鞍と同じ硫黄泉で、湯に浸かるととても気持ちが良い。母も孫4人に囲まれ、嬉しそうだった。乗鞍にも少し寄ったけれど、サイクリストがたくさんいた。今は登りたいとは思わなくなったけれど、いつかまたそんな気持ちになる日が来るのかもしれない。もっとも今はランニングが頭の中を占めているが。

旅行から帰り、ひと休みしたあと夕方に再び走り出した。しかし、やはり内転筋の痛みは変わらず、中足骨も同様に痛い。さらにはハムストリングまで痛み始めた。週末のレガシーハーフをレースペースより少し遅めで走って、金沢マラソンの準備をしようと考えていたが、この状態ではレースに出るのは難しそうだ。

金沢マラソンにはどんな状況でも出るつもりだが、レガシーハーフに関しては、少し様子を見てから判断しようと思う。



2024年10月10日木曜日

スーパーシューズ履き比べ(12kmビルドアップ走で比較)

 金沢マラソンに向けて、そろそろシューズを決めないといけない。まずは12kmのビルドアップ走で足が痛まないかどうか、これが最初の試練だ。
いきなりカーボンソール入りのスーパーシューズは怖いので、ニューバランスの「レベルV4」から試してみた。ペースは5:00/kmくらいから徐々に上げて、最後は4:00/kmを切るペースへ。
ほぼイメージ通りの走りができたが、足に少し違和感が。ソールが柔らかいせいか、右足首に軽い痛みが出てしまった。
それに、このシューズを履くと必ず左足の人差し指がどこかに当たって痛くなる。
走行フィールは好きなのに、足には合っていないのかもしれない。



次に試すのは再販されたばかりの「ナイキ アルファフライ3」。NYCマラソンでは「アルファフライ2」を履いたので、その進化が楽しみだ。フィット感はとても良く、逆に締め付け感が気になり途中で靴紐を緩めるほどだった。走り始めると、エアポッズの音が弾むように響き、どうしても足元のバウンドにばかり意識が向いてしまう。前に進むというより、上に跳ねている感覚が強かった。

12kmのビルドアップ走は、4kmごとにペースを変えて、最初の4kmは4:15-4:20/km、次は4:10-4:15/km、最後は4:00-4:05/kmに設定した。



結果はほぼ予定通りのタイムで走れたが、後半になると中足骨の痛みが強くなり、フルマラソンではとても耐えられそうにない。カーボンがうまくしならず、足裏への衝撃がダイレクトに伝わってくるせいかもしれない。


最後に試したのは「アシックス メタスピードスカイパリ」。フィット感は少し余裕があり、もう少しタイトでも良いかなと思ったが、足への負担は少なそうだ。走り出すと自然に前へ進む感覚があり、ガーミンから「速過ぎ!!」と怒られるほど最初の4kmが速くなった。その後は少しペースを抑え、最後は思い切り走り切った。


結果的に、このシューズが一番速く走れた。気温が低くて走りやすかったのも一因かもしれないが、体調が悪く、動悸や吐き気がある状態にもかかわらず、足はしっかり動いてくれた。中足骨の痛みも少し出たが、アルファフライ3ほどではなかった。

今のところ、「スカイパリ」が第一候補だ。しかし、比較好きとしては、10月15日に再販される「エッジパリ」も試してみたい誘惑がある。